2025/08/25 10:32
2025年 8月25日(月)とうとう待望の5作目が発売開始となった。
米森清一郎・作
デジタル水彩画作品名「光広祈(こうこうき)」

東京都日野市──その静かな街並みと、空を貫くようにそびえる鉄塔。
この絵は、日野橋から望む日野市の風景をもとに描かれた一枚である。
中央に立つ鉄塔は、単なる構造物ではない。
それは、作者が世界平和への祈りを込めた象徴であり、空と地を結ぶ「光の柱」として、
この作品の魂を担っている。
空は厚く、雲は渦を巻き、風は見えぬ声を運ぶ。
その中に浮かぶ家々の屋根は、赤、青、橙と、まるで人々の暮らしの色を語るように並ぶ。
緑の野は静かに広がり、都市の鼓動と自然の息吹が交錯する。
この絵には、日常の中に潜む祈りと、風景に宿る詩がある。
制作期間は約一か月。
僕は、日々の営みの中でこの風景に向き合い、
筆ではなくデジタルの水彩で、心の奥にある「願い」を描き出した。
その色彩は柔らかく、しかし確かな輪郭を持ち、
鑑賞者の心に静かに語りかける。
「光広祈」という名には、
光が広がり、祈りが届くことへの願いが込められている。
この絵を見た者は、鉄塔の先にある空の深さに、
そしてその下に広がる暮らしの温もりに、
自らの祈りを重ねることだろう。
魂に触れる一枚を、ぜひご覧いただきたい。
・・・・【光広祈の発売の作業を終えて・・・】
米森清一郎より。感謝ある皆様へ。
